
「お菓子を作ることは科学」と言った人がいます。それほどケーキ作りは理論的な要素を多く含んでいます。材料の配合を少し間違えただけで、全く違う製品になってしまう、また、商品として成り立たないこともあります。パティシエを目指すのなら、まず正確な技術と知識を身につけることが重要です。そして、しっかりとしたベースを持った上で、商品開発をするといった仕事に進んでいけるのです。
パティシエの世界は、一般的に下積み時代が長いと言われています。しかし、理論と技術を積み重ね、日々の熱意を形にしていく努力をすることで、どんどんと評価も上がり、実力をつけていくことが出来る業界です。
世界的にも高いレベルと言われる日本のパティスリー。オーナーになる人は、そんな中で経営を続けていくのだということを常に意識するようにしましょう。中途半端な技術を持っているだけでは、売り上げを上げていくことは、難しいでしょう。もちろん、さらに技術を磨いていくことも重要です。しかし、それだけでなく、商品開発や販売手法、ショップコンセプトなどをしっかりと打ち出していくことも忘れてはいけないことです。お客様の生活シーンや記念日をどう演出し、提案していくかなど、店側の視点だけでなく、顧客の視線で見ていくということはとても大切です。
多くのお客様の心を満足させることの出来るお菓子を提供するのがパティシエの仕事です。お菓子は、心を満足させる要素が強いもの。ご来店いただいたお客様が、どんな目的で、どなたのためにこの商品を購入されるのか。そんなことを思いながら、お客様の非日常の演出を提案することができる仕事です。やりたいことやなりたいものの向こう側には、必ずお客様がいらしゃいます。お客様に心の栄養をお届けできる、パティスリーにはそうした大きな魅力があるのです。お客様の笑顔が、あなたが切り開く未来で待っています。