
まだ、職人気質が強いベーカリー業界。何より、基本的な技術と知識、そして効率的な作業が要求されます。ベーカリーでは、製造能力=売上。よりたくさんの製品を作るためにも、基本をしっかり押さえた上で、効率的に作業をする能力が必要なのです。
パン屋さんの朝が早いことはよく知られていますが、昔に比べ、朝が早いから終業も早いということは、あまりないようです。むしろ、労働時間が長くなっている傾向にあります。しかし、「おいしく食べてもらいたい」と思って作ったパンを買ってくださるお客様がいるということは、何より励みになってくれるはずです。
パンは日常品です。売り上げを上げていくことを考えたとき、いかに地域の方にリピーターになっていただくかが、鍵になります。ご近所の方たちに、頻繁に足を運んでいただくには「焼きたてのパン」を出すことが有効のようです。しかし、時間を決めて「焼きたてのパン」を出すには、仕込み、製造などを逆算し、効率的に作業を進めていかなければなりません。そのため、スタッフの労働時間が長くなることも多くなってきます。
今やパン通と言うことばがあるくらいパン好きの方たちが増えおり、全国規模で口コミ情報も飛び交っています。お客様が噂を聞きつけて、わざわざ来店していただけるようなお店が開けたらうれしい、そんな声もあるようです。もちろん、それは素晴らしいこと。しかし、安定した経営を続けていくには、やはり地域のお客様にしっかりと目を向けることを忘れてはいけません。その地域に受け入れられる商品開発はもちろんのこと、店と顧客の距離をいかに縮めていくかの工夫を考えましょう。
ベーカリーは、食卓にのるパンをお客様に提供する仕事です。お客様によっては、毎日召し上がる方もいらっしゃるでしょう。「うちのパンは、この店に決めているの」と、毎日の買い物の中に自分の作ったパンが入ること。ベーカリーにはそうした大きな魅力があるのです。やりたいことやなりたいものの向こう側には、必ずお客様がいらしゃいます。お客様の笑顔が、あなたが切り開く未来で待っています。