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コラム

私がコンサルタントになった理由

私が子供の頃は、コンサルタントという言葉は、一般的ではなく、認知されてもいなかった。
もちろん、私の子供の頃の夢はコンサルタントではない。
子供の頃の夢は経営者になりたいと思っていた。
(おっと!いつのまにか夢が叶ってるよ!!)

何故なら実家が工場を経営しており、その経営者である父をすごく尊敬していたからだ。
九州にある私の田舎には大きな工場はあまりなく、
私は小学校の時は、いわゆる『お坊ちゃん』だったのだ。

しかし、私が思春期に差し掛かった中学生の頃に会社は傾き、
私が高校生の時についに倒産してしまったのだ。
ちょっと暗い話だが、その時のエピソードなくしては、私の現在は語れないので、このコラムの第一回目に伝えたい。

会社が傾いてから倒産するまでに数年間の時間を費やしたが、
会社と住居が隣接していたため、また、父や母の表情や話している言葉を繋ぎ合わせて、
『やばい』という状況は、ある程度子供心に予測はできていた。
会社が倒産する直前には、給料の遅配等で、従業員と父を始めとする経営者との関係が少しずつ悪化していた。
給料が遅れるとストライキが起こり、生産性が落ちる。
そして業績が悪化するという悪循環だ。
それでも、従業員の人達は、普段はみんな気さくな人達で、そんな状況にもかかわらず、私には優しく声をかけてくれた。
(工場と私の家族の住居が隣接していることで、子供の頃から、
昼休みに従業員の人達とキャッチボールや、卓球をしたり、食事に連れて行ってもらったりしていた。)

しかし、倒産の日は予想どおりやってきた。
その出来事は倒産の直後に起こった。
債権者との対応で父と母が何日か家を空け、兄も東京で就職していたため、私だけが、工場兼住居に残っていた。
高校生の私には、何の力もなく、何も出来ず、しかも、何を言う権利もなかったが、
やはり十数年を住み慣れた自分の家や工場を出て行くのは、淋しく、誰もいない工場を一人で見てまわっていた。
その時、工場の食堂兼休憩所から、話し声が聞こえたので入ってみると工場の従業員の人達が2~30人陣取っていたのだ。

『なんばしよっとですか?(何をしているんですか?by九州弁)』と私が聞くと、
工場の責任者の人は、
『債権者から工場を守っととばい。心配せんでよかよ、マー坊は。
(債権者から工場を守っている、心配しなくていいんだよ、マー坊は=私の当時のあだ名)』と言ってくれたのだ。
私はその夜、倒産したにもかかわらず、その言葉のおかげで、何とか眠ることができた。

しかし、翌日、トラックに乗って工場のめぼしい機械を運んでいったのは、
昨日話した工場の従業員の人達だった。
その機械を持って、他の会社に入ったり、売ったりしたようだ。
今でも、その前の日の励ましの言葉は、一言一句思い出せるのに、
運び出している時の従業員の人達の顔、言葉はどうしても思い出せない。
その日私は、悲しくて、淋しくて、そして悔しくて、全く眠れなかった。
でも、工場の人を恨んだ訳ではない。

『みんな家族がある。そして、生活がある。だから潰れた方が悪いのだ。
でも、親父が、胃を壊しながら頑張った姿を知っている。
母の髪が見る見る白髪だらけになったのを知っている。何故だ!』

それまでの、私が子供の頃から信じていた
『頑張れば上手くいく』という仮説が吹っ飛んでしまったのだ。

『父も母も、従業員も精一杯頑張った。でも会社は潰れる。潰れない方法が知りたい。』そう思ったのだ。

その後、何とか大学に通わさせてもらえるようになった時には
経営学部に通い、潰れない経営を勉強したかった。
でも、そんな事は大学では誰も教えてくれなかった。
だから、コンサルタントを目指したのだ。

私はその時以来、経営者にとって、犯罪以外の一番の罪は、『潰れることだ』と思っている。
会社が潰れるとお金や資産だけでなく、
それまで築き上げてきた人間関係、信頼関係等、多くのものを奪ってしまうものだ。
そして、私の目の前で、その罪を犯したのは、私のもっとも尊敬している父だったのだ。
(現在は、借金も返済し、会社はしっかりと再生している。)

だから、私は『潰れない方法』をコンサルタントとして必死で追求し、努力を重ねてきた。
そうでなければ、怖くて自分で事業をやろうなどとは思わなかったと思う。
そして、それをみんなにも伝えていきたいと思っているのだ。

でも、私は潰れないためだけに事業を経営しているのではないと今、実感しているのだ。
『経営者としての一番の罪は潰れることだ。
しかし事業や経営というのは、単に儲かるだけで、潰れなければ良いというのではなく、
経営者の一つ一つの思いや使命感を積み重ねて運営していくことが大切なのだ。』と・・・

それが、私のコンサルタントとしての[価値観]に、
経営者としての [想い]や[経験]が加わった新しい[価値観]なのだ。

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