★パンの種類について~その1~
パンの種類について~その1~
カフェやパン屋を開業するにあたって、様々なパンを取り扱うことになると思います。そのパンには、どのような種類があるのかについて検証します。主食代わりになるパンから、総菜パン、おやつ代わりにいただくパンまで、パンの種類についてまとめました。
カフェやパン屋のメニューで大人から子供まで大人気のパンですが、日本国内だけでなく、海外でも大人気です。日本のパンと海外のパンにはどのような種類の違いがあるでしょうか。カフェやパン屋を開業するにあたり、取り扱うとよいパンについてまとめました。
1.フランスのパン
パン屋を開業するにあたり、様々な国のパンについて学ぶことが大切です。例えば、フランスのパンは主に主食として食べられるパンがメインです。主食のパンも3種類ほどあります。一つ目は言わずと知れたフランスパンです。フランスパンは、水と小麦粉と食塩と酵母だけで作られています。皮が固いのが特徴です。パンの長さによって呼び方が変わります。長いものはバケットとよばれ、バケットよりも短いものは、バタールと呼ばれます。また、バケットと同じ材料で、棒状にはせずに、左右に開いて、中に具材を入れて焼いたものをエピと呼びます。エピは、手でちぎって食べるのが一般的です。いずれも焼き立てのパンを頂くのが一番おいしく、冷めても温めて頂くと焼き立てと同じ味わいになります。日本では、朝食に頂くことが多いクロワッサン。クロワッサンは、生地をのばして、その上にバターをのせて焼きます。何度も織り込むことによって、独特のサクサクした味わいが生まれます。バターが多く生地の発酵を抑えると薄いパイ生地に近くなります。クロワッサンをはじめパンに含まれる塩分は、かなり多いので、塩分が多いほど味はおいしいのですが、摂取し過ぎには注意が必要です。フランスでは朝食として一般的ですが、日本では菓子パンの部類に入るクロワッサンの生地を使ったパンがあります。生地の間にカスタードクリームを塗り、レーズンと一緒に焼いたパンです。甘いので、日本では朝食や昼食よりもおやつとして食べられます。フランスでは、砂糖をたっぷりと使用したおやつに食べられるパンがあります。クロワッサンの生地に板チョコを入れたパンは、おやつとして好まれています。またバターと砂糖をたっぷりと使用し、上にアイシングした砂糖を塗したクイニーアマンは、大人も子供も大人気のおやつパンです。またワインの国フランスならではのパンがあります。ワイン作りには、大量の卵白が使用されますが、その時に出た卵黄を使ったパンがあります。このパンは、卵の黄身だけを使用しているため、中はふっくら柔らかく、外側は硬くて黒っぽい色をしているという特徴があります。フランス語で田舎という意味をあらわすパンドカンパーニュ。郊外の人がパリにパンを売りに来ていたことから由来しているパンですが、もともとは果物や穀物から発酵種を作ったと言われています。現在ではパン酵母から作られ、全粒粉やライムギなどを少量混ぜて作ります。
2.日本のパン
日本でパン屋やカフェを開業するのならば、日本人が好むパンを置いておく必要があります。日本人の好む定番のパンから、変わり種のパンまでご紹介します。まずは、日本とパンの歴史を語る上で欠かせないパン、あんパンからです。あんパンは、明治時代に日本のある店が売り出してから、日本に広く知られるようになりました。小豆の餡をパンでくるんだパンですが、大人にも子供にも人気があります。パンの生地ではない薄力粉で出来た生地で餡子を包んだあんまんもよく食べられています。日本の朝食の食卓によく並ぶ食パンは、中はふわふわで、外は少し硬いです。パンの耳を切って食べる人も多いですが、反対にパンの耳を油で揚げて砂糖をまぶすという食べ方をする人も少なくありません。パン生地の中にチョコやカスタードクリームを挟んで、焼いたパンです。いずれも子供にも大人にも大人気です。甘いパンといえば、メロンパンです。メロンパンは、サクサクした食感のビスケットをパン生地に乗せて焼いたパンです。中にカレーを挟んで揚げてあるカレーパンは、パン屋にとって欠かせない存在感のある一品です。日本ならではのパンがあります。コッペパンとおかずを一緒にした総菜パン。ごはんの時に、おかずとして食べられています。焼きそばを挟んだ焼きそばパン、コロッケを挟んだコロッケパンのような昔からあるパンだけでなく、今や好きなおかずを何でもパンに入れて食べるのが主流です。例えば、コッペパンにきんぴらごぼうを挟んだきんぴらごぼうパンや、ポテトサラダを挟んだサラダパンなどがあります。パンという海外から入ってきた文化に、日本ならではのおかず文化をコラボレーションさせるのが、日本人独特の知恵であると言えます。
3.まとめ
カフェやパン屋を開業するにあたって、パンの種類が豊富にあった方が買う側の選択肢は広がります。その分足を運びやすくなります。リライブでは、一つの種類のパンの作り方だけでなく、様々な種類のパンを作れるようにカリキュラムが組まれています。原材料にも拘りたい方は、ない材料では取り寄せる必要があります。そんなコネクションを獲得できるところでもあります。興味のある方は、一度資料請求をしてみてください。