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自宅で始めるパン屋さん開業ガイド

目次

「お店を持つほどの資金はまだない。でも、自分のパンで誰かを喜ばせたい。」

そんな方にとって、自宅開業は“いきなり店舗を借りる”よりも、リスクを抑えて一歩目を踏み出せる現実的な選択肢です。一方で、自宅は生活の場でもあるため、許可・衛生・設備・近隣配慮など、店舗以上に「段取り」が結果を左右します。ここを押さえれば、自宅でも地域に根差したパン屋として、無理なく長く続ける道が見えてきます。

まず決めるのは「売り方」より「必要な売上・収益」です

自宅パン屋のスタートで一番の分岐点は、メニューでも機材でもなく、自分に必要な売上と収益を把握しているかです。なぜなら、必要な売上が見えていないと、販売日数・製造量・価格・人手の判断がブレて、結果として疲弊しやすくなるからです。

最初に、次の3点だけは現実的に書き出してください。

  •  月にいくらの利益(手元)を確保したいか
  •  週に何日を製造・販売に充てられるか(生活との両立)
  •  1回の販売で、だいたい何個焼ければ成立するか(無理のない量)

ここが見えると、後の「販売の型(スタイル)」や「必要なレイアウト」が合理的に決まります。

「最初の型」は、生活スタイル×必要売上から選ぶ(小さく始めるのも大切)

自宅でパンを売る方法は多く、初心者ほど「全部やりたい」気持ちが出やすいのですが、最初から全部をやると製造・販売・事務が混線して回りません。

だからこそ、まずは自分の生活スタイルと必要な売上・収益を軸に「最初の型」を決めることが重要です。

代表的なスタイル例は次の通りです(複合も可能ですが、最初は主軸を一つにするのがおすすめです)。

  • 予約販売(受け取り指定):廃棄を抑え、製造計画が立てやすい
  • 週1〜2回の対面販売(短時間):ファンが育つが、近隣配慮と導線設計が必須
  • 委託販売:販売時間が減る分、製造に集中できる(条件調整が鍵)
  • パン教室:少量でも成立しやすいが、導線と説明・準備力が求められる

状況によっては、小さく始めることがとても大切です。

ただし大事なのは「小さく=ずっと少ないまま」ではなく、自分のペースで“続けながら育てる”前提を持つことです。
リライブの卒業生が高い継続率を誇っている背景には、まさにこの点があります。
最初から一律のやり方に当てはめるのではなく、ご自身の生活スタイル(育児・仕事・家族・体力)に合わせて最初の型を選び、そこから必要に応じて強化・拡張していく。このスタート設計が、結果として長く続く土台になります。

保健所申請の重要ポイント:自宅キッチンと「店舗の厨房」は基本的に分ける必要がある

自宅開業で最も多いつまずきは、「工事してから相談」「申請直前に慌てる」です。

そして、ここは特に明記が必要ですが、基本的に“家庭のキッチン”と“営業用の厨房(製造スペース)”は分ける必要があります。

生活の動線(家族の調理・食器・私物)と、営業の動線(製造・包装・保管)を混在させると、衛生面・管理面で整合が取りづらくなり、許可・指摘・運用負荷につながりやすいからです。

そのため、最初にやるべきは管轄保健所への事前相談です。相談では、次のような点を具体的に確認します。

  • どの部屋・どの区画を「営業用厨房」として扱うか
  • 手洗い・洗浄・保管の動線(衛生管理の考え方)
  • 製造→冷却→包装→保管→引き渡しの流れ
  • 書類や図面の準備、確認ポイント

ここは「調べれば済む」ではなく、自宅の構造・地域の運用で判断が変わり得るため、早い段階で相談して進めるのが確実です。

そして、リライブではこの保健所相談に伴うアドバイスも、しっかり行います。「自宅のどこを区画にするべきか」「どの動線が課題になりやすいか」「現実的に通る整え方は何か」を、経験を踏まえて整理し、無駄な改装や手戻りを防ぐ形で支援できます。

自宅キッチンの延長ではない:「工程地図」で動線を作る

 

自宅開業は、パン作り自体ができても、事業として回すには“動線”が必要です。おすすめは、難しい言葉で考えず、紙に次の順番で書く「工程地図」です。

1.原材料の搬入・保管
2.仕込み(計量→ミキシング→分割→成形)
3.発酵(温度管理の考え方)
4.焼成
5.冷却
6.包装・ラベル
7.保管(常温・冷凍・冷蔵)
8.引き渡し(受け渡し場所、時間帯、導線)

この地図があるだけで、保健所相談も進めやすくなり、レイアウト・機器・作業手順のムダが減ります。

メニューは「絞りすぎ注意」—地域に根差すなら“ある程度のラインナップ”が必要

 

開業準備でよくあるのが、「自宅改装を検討すると、アイテムを絞り過ぎる」ことです。もちろん最初は、作業が回る範囲に整理することが大切です。

ただし、ここには現実があります。アイテムを絞っても、必要な機材が大きく変わらないケースが多いのです。オーブン、発酵、作業台、冷却、包装、保管など、基幹の機能は一定レベル必要になります。

そして、地域に根差した店を目指すなら、地域のお客様の声に応えながら、ある程度のラインナップを増やすことが必要不可欠になります。
日常の買い物として選ばれるためには、軸になる定番だけでなく、ニーズに応える幅が求められるからです。

おすすめの考え方は、極端に絞るのではなく、

  • 軸になる定番(毎週買われるパン)
  • ニーズ対応の派生(甘い系・惣菜系・小ぶり・子ども向け等)
  • 季節・イベント(限定品)

を「限られたスペースでも回せる設計」で成立させることです。

リライブ卒業生の継続率が高い理由の一つは、まさにここにあります。限られたスペースでもニーズに対応できるアイテム製造が可能なレイアウトや機器設定、そしてそれを回し切るためのスキルを身につけられる点が、継続に直結しています。

リライブの自宅開業サポートの強み(設計・申請・機器・改装・運営まで)

 

リライブの自宅開業サポートのメリットは、「機材を紹介する」だけではなく、自宅という制約の中で“成立する事業”に落とし込む力にあります。

  • 店舗(厨房)設計:限られたスペースでも製造・包装・保管が回る導線設計
  • 保健所申請に向けた整理:区画の考え方、動線の作り方、準備の優先順位
  • 自宅開業に向く機器導入アドバイス:動力導入が必要になりにくいオーブンやドウコン等の検討、優先順位づけ
  • 低コスト改装の手配:必要最小限で許可・運用に耐える形へ落とし込む
  • 運営後のサポート:現実的な売上計画、運営体制(製造日・販売日・仕込み量・作業時間・人員)の細かなフォロー

「憧れ」ではなく、無理のない、リアルな自宅開業を一緒に組み立てていくことが、継続の近道になります。

自宅開業・小規模運営の参考になる卒業生事例

具体像を掴むために、卒業生の事例を参考にするのはとても有効です。

  • 東京都狛江市:ベーカリー とんとぱん  写真①とんとぱん 自宅の一角を改装したベーカリー
  • 千葉県松戸市:ぶんぶんベーカリー 写真② 自宅兼店舗を建築したベーカリー
  • 埼玉県戸田市:リンダパン教室    写真③ 自宅で、パン教室を開業
  • 静岡県熱海市 小さなパン工房 ミキベー 写真④ 自宅で開業した小さなパン工房

「自分の生活に合う型」「地域に合うラインナップ」をイメージする材料として、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:無理のない、そしてリアルな自宅開業をしっかり検討していきましょう

自宅開業は、夢を叶えるための現実的なスタート地点です。大切なのは、理想だけで突き進むのではなく、必要な売上・収益を見極め、生活スタイルに合った型を選び、衛生・動線・設備を現実的に整えること。

そして、自宅のキッチンと営業用厨房は基本的に分ける必要があるため、最初に保健所相談を置き、手戻りのない準備を進めましょう。リライブでは、その相談に伴う具体的なアドバイスも含め、改装・機器・運営計画まで一貫して支援しています。

さらに詳しい相談をされたい場合は、リライブの個別相談にお越しください。
あなたの自宅条件・目指すスタイル・必要なラインナップ・売上計画・運営体制まで含めて、無理のない開業プランへ落とし込むお手伝いをいたします。

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