パンの勉強は、通信講座より学校に通った方が効果的

★パンの勉強は、通信講座より学校に通った方が効果的
本格的なパン作りを数万円程から学べるパンの通信講座。仕事や家事に忙しい人にとっては、
通信講座は大きな味方になってくれますよね。しかし、通信講座だけで習得は可能なのでしょうか。
パン作りを勉強するにはどういった方法で勉強するのが最適でしょうか。
パン屋で修業を積むという方法や、学校に通うという方法もありますが、通信講座でもパン作りが学べるという事をご存知でしょうか。
一見すれば通信講座ならば手軽で勉強しやすいと感じるかもしれませんが、果たして十分な習熟が得られるものなのでしょうか。
パン通信講座のメリットとデメリットをご紹介し、更にパン屋を開業する為に取得すべき資格情報などについてご紹介いたします。
1.パン通信講座のメリット
パンの通信講座を受講するメリット、1つ目が時間を工夫しやすいという点にあります。
学校に通うとなると1日のスケジュールは限られますし、働きながら通うとなると更に大変です。
仕事と勉強の両立が中々難しいのが現状です。その点通信講座であれば自分の好きな時間に課題を解き、
試験も受けられので働きながらでも勉強はしやすい筈です。
メリットの2つ目が費用を削減出来るという点。
学校に通うならば安くても数十万円単位から数百万円かかるのが当たり前ですが、
通信講座であれば数万円から数十万円単位で受講可能です。
2.パン通信講座のデメリット
通信講座でパン作りを勉強するメリットはいくつかありますが、デメリットも多々存在します。
デメリットの1つ目が、講師との質疑応答が不自由であるという点。
これは、パン製造を本格的に学びたいという人にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。
ただ机に向かってひたすら暗記をするだけの勉強ではなく、パン作りはパンを作らなければ意味がありませんし、
実際にプロの動作を見ながら、または指摘を受けながら講習を受けた方が確実です。
もちろん通信講座でもDVDや動画で一緒に作られるよう工夫はされていますし、スクーリングを重視している講座であれば、
講師から直接授業を受ける機会も設けられています。
とはいえ、疑問が浮かんだ時点で直ぐに質問出来るという、学校の環境に比べると、どうしてもそこが弱点と言わざるを得ません。
学校であれば、たとえ授業以外の時間であっても講師に質問が出来ますし、学校の道具や材料でいくらでも練習が可能です。
同じ学校のメンバーと励まし合いながら勉強出来るので、精神面においても強い味方となってくれます。
通信講座であれば全て1人で解決していかなければならず、本気で続けようという強い気持ちが無ければ、
挫折してしまう人もたくさんいます。
デメリットの2つ目が、就職しにくいという点。学校に通っていれば卒業後に開業・就職についてアドバイス・サポートをして貰えます。
通信講座は資格を取得したという証明だけで、その後のフォローについては行ってくれません。
3.パン屋を開業するために取得しておいた方が良い資格とは?
パン職人になるには、どんな資格が必要でしょうか。
まず、結論から言うとパン職人になる為に取らなければならない資格は存在しません。
例えば食品衛生責任者資格という資格があります。これは食品の製造や販売を行う上での知識を得る事を目的とした資格ですが、
主に食べ物を販売する店舗であればこれらの資格は必ず必要とされます。
よってパン屋を開業する際には必要ですが、パン職人になるだけであれば、決して必要な資格というわけではありません。
つまり、パン職人になる為には、技術さえあれば、誰でもなれるものなのです。
しかし、パン職人として働いたからにはいずれ自分の店を構えたいと思うものでしょう。
その場合は、先に紹介した食品衛生責任者資格が必要となります。
また、菓子パンやクッキー、クレープといった菓子をパンと一緒に販売するつもりであれば、菓子製造許可を得なくてはいけません。
更に店舗内で購入したパンや菓子を食べられる、カフェ形式の店舗にしたいならば、飲食店営業許可を得なくてはなりません。
気を付けておきたいのがサンドイッチの扱いについてです。サンドイッチはパンの中でも少々複雑な扱いをされており、
サンドイッチを販売する場合は、飲食店営業許可のみを得ていればいいという地域と、
飲食店営業許可に加えて菓子製造許可も得る必要がある地域とに分かれています。
要約すると、パン屋を開業するのに必要な資格とは、どういったパンを作る&販売するのか、テイクアウト形式かカフェ形式にするのか、
自分の地域がどういった許可を必要とするのかによって違いが生じるのです。
自分が開業したい店のイメージをよく考えた上で必要な資格は何かを考えましょう。
大方の資格は通信講座でも取得可能ですが、とはいえ先述した通り、あくまでパン屋を開業する際に取得すべき資格であって、
パン職人になる為に必要な資格というものではありません。
まずはパン作りの技術を得て、その上でもしも開業したいのならばどんな資格を取るべきかを考えた方が合理的かと思われます。
4.まとめ
パン通信講座のメリットデメリットをいくつかご紹介しました。
人それぞれに見合った方法がありますし、自分のやりたい方法を見つけて取り組むのが最適なのでしょうが、
将来的な事を考えると開業の支援してくれる学校が理に適っているかと思われます。
通信講座は確かに時間が工夫出来ますし、費用も浮きますが、しっかりとした技術を身に着けたいならば、
やはり講師と向かい合って直接教われる学校の方がよいでしょう。
特に直営店で実践の機会が得られるリライブであれば、しっかりとした実力が身につけられます。